先日、メンテナンスの記事で触れた、「ベアリングの脱脂」について書いていこうと思います。

まず、ベアリングの脱脂の効果についてですが、私の今のところの経験では、「効果あり」です。

正確には脱脂+注油の作業を行っていますが、作業を行っていない物より行った物の方がよく回ります。

ただし元々の個体差などで、全ての脱脂を行ったローラーが脱脂を行っていないローラーより、よく回るようになったという結果にはなりませんでしたので、「脱脂が全て」という結論には至りません。

今から紹介しますが、コストや作業性の面では比較的お手軽に行えるため、おこなった事が無い方は是非、チャレンジしてみてください。(火気厳禁のオイルを使うため、小さいお子さんの場合は必ず大人の方と一緒に行ってください)

まず、必要なモノですが以下の写真の物を用意します。
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あくまで私が用意したものです。他に代替品はたくさんあると思いますが、
1.脱脂用のジッポオイル(大容量の物を購入しましたが、少量の物で十分だと思います。パーツクリーナなどでもいいようです)
2.脱脂後の注油用のユニクリーンオイル(こちらも他にも色々あるようです)
3.脱脂をする際に、ジッポオイルを入れる瓶容器(ジャムの容器など、蓋つきの物。専用の容器もあるようですが、空き容器で十分だと思います)
4.瓶からベアリングを取り出す際に使うピンセット
5.圧入されているベアリングを外したり、圧入したりするための器具(専用のベアリングチェンジャーもありますが、私は以下のような組み合わせで今のところ作業をしています。)
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必要なモノは、
1.丁度よい長さのビス
2.ワッシャー(ベアリングを外す際は520ベアリングより小さい物、圧入する際は大きい物を使用。写真は大きいワッシャーです)
3.カウンターギア(よほど傷ついたりはしないですが、余っているものを使用)
4.ナット(写真ではファーストトライパーツセットに付いていた長いナットを使っています)
5.ドライバー、ファーストトライパーツセットの六角板レンチ(ボックスドライバーなどがあればそちらの方が圧倒的に便利だと思います)
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組付け方は上の写真のような形で
ベアリングを外す場合はビスに小ワッシャー、外したいローラー、カウンターギア、ナットの順番に組み込みネジを締めていくとベアリングだけがギアのくぼみに外れます。
圧入したい場合はビスに大ワッシャー、ベアリング、ローラー、カウンターギア、ナットの順番に組み込みネジを締めこんでいくとローラーに圧入されていきます(斜めに入ってしまうことは無いと思いますが、水平に気を付けましょう)

外したベアリングは瓶に入れ、ジッポオイルをベアリングが浸るくらい入れ、瓶を振っていきます。

暫く振っていくと、透明だったジッポオイルが濁っていきます。これでベアリング内のオイルがにじみ出てきた状態です。

ジッポオイルからベアリングを取り出し、ユニクリーンオイルを1滴注油しローラーに圧入して完成です。

最初にも書きましたが、脱脂、注油を行っただけでは全てのローラーがスムーズに回るようになったという訳ではありません。

また別の記事にしたいと思いますが、よく回るローラーを作るためには他の作業も必要になってくると思います(まだ実践できていません(笑))が、第一弾として取り組みやすいと思いますので、お勧めです。

ビス等はどなたも余っている物があると思うので、オイル関係(500円~1,000円程度)を用意するだけで実践できると思います。